
はじめに
イタリアと日本の文化関係は、堅固な基盤の上に築かれているが、2007年3月から7月にわたって開催
された<日本におけるイタリア2007・春>によって更に強化された。このプロモーション事業では、330ものイベントが、東京だけではなく日本各地で展開し、そのうち純粋な文化イベントは150を超えた。
文化は、日本におけるイタリアのプロモーション事業ではつねに切り札となるが、<イタリアの春>でも実に充実したプログラムが組まれた。その中核事業となったのが、東京国立博物館で3月20日から6月17日にわたって開催された特別展「レオナルド・ダ・ヴィンチ-天才の実像」で、フィレンツェのウッフィッツィ美術館所蔵の「受胎告知」が公開された。この傑作と共に「万能の人」レオナルドの科学と芸術にわたる真の姿を紹介した本展は、80万人近い入場者を数える大成功を収め、皇后陛下
も鑑賞されたのである。これに加えて4つの大きな美術展、すなわち「ペルジーノ展」、「パルマ イタリア美術、もう一つの都」展、「ヴェネツィア絵画のきらめき」展、「モディリアーニと妻、ジャンヌの物語展」が開催された。
音楽や舞台芸術分野のイベントで際立っていたのは、ミラノ・スカラ座バレエ団、イタリア・スポレート歌劇場、パレルモ・マッシモ劇場と言ったイタリアの主要劇場やローマ・サンタ・チェチーリア管弦楽団の日本公演である。映画も<イタリアの春>に貢献し、7回目を迎えた5月連休の恒例イベント「イタリア映画祭」は多数の観客を集めた。建築部門で特筆すべきなのが「建築と新たな都市景観」シンポジウムで、デザインや現代アートの展覧会も数多く開催された。
<日本におけるイタリア2007・春>の豊富なプログラムと、継続的に推進され高い評価を受けている諸事業が相俟って、イタリアは日本の国民やメディアの関心の的になっており、この国の文化シーンでも明らかに大きな存在感を誇る国の一つである。

イタリア文化が経済や観光など他分野のために、そして国全体のイメージアップに果たしている役割・機能は、日伊双方の機関・団体の協力のおかげで実現したイベントの数々を通して、ここ日本で、顕著になってきているのである。
<イタリアの春>から生まれた関心を持続・増大させるために、今後も新聞・テレビなどの主要マスコミ各社との協力関係にとりわけ注意が払われるであろう。
日本における主要なイタリア関連文化イベント一覧
東京のイタリア文化会館のイベントカレンダー
京都のイタリア文化会館のイベントカレンダー
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法的注意事項
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